去年12月の消費者物価は0.5%上昇しました。電気代がおよそ40年ぶりの
上げ幅となるなど、エネルギー価格が上がっています。
総務省が発表した去年12月の消費者物価指数は、変動の大きい
生鮮食品を除いた指数が、おととしの12月より0.5%上昇しました。
上昇は4か月連続です。原油の高騰の影響でガソリン代は2割以上上昇し、
電気代やガス代はおよそ40年ぶりの大きい上げ幅です。
また、輸入牛肉や食用油などの食品も大きく上昇しています。
今月末からは値上げラッシュが続きます。身の回りのものがここまで上がれば、
消費者の財布の紐が堅くなるかもしれません。
ただ消費が落ち込めば、メーカーは原材料価格の高騰を商品に転嫁できなくなり、
コストを自分で吸収しようとし賃上げができなくなるおそれがあります。
給料は上がらず、物価が上がる、「悪い物価上昇」の懸念が高まっています。
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