2024年8月19日(月)テレビ東京放送「東京GOOD! TREASURE MAP #277」で
『八王子に残る近代日本産業 養蚕を知る』が放送されました。
ナビゲーターの櫻坂46の元メンバー菅井友香さんが「道の駅八王子滝山」を
訪れました。八王子にある都内唯一の道の駅で、地元の新鮮な農産物や
特産物が販売されています。
菅井友香さんが見つけたものは、八王子産の絹商品。
八王子はかつて織物や養蚕業で栄えた町。
江戸時代には蚕(かいこ)の餌である桑畑が広がり
桑都と呼ばれていました。
鑓水という地域には輸出用の生糸の運搬に使われていたという
絹の道や養蚕の資料などが展示されている資料館が今も残っています。
そして、なんと現在も養蚕を営んでる農家が。それが「八王子長田養蚕」。
都内に残っている養蚕農家は「八王子長田養蚕」だけと見られています。
仕入れた蚕(かいこ)の卵からふ化した蚕は養蚕場で桑を食べては脱皮を
繰り返し、およそ1か月で繭(まゆ)を作り始めるといいます。
最初は桑を刻んで、赤ちゃんの離乳食と一緒で3時間起きに与えます。
人の助けなしでは生きていけない家畜という動物なんです。
今回は特別に出荷間近の繭(まゆ)を見せていただけることに。
繭(まゆ)作りの作業場(大棚)は乾燥と風が必要なので2階にあります。
回転まぶしと呼ばれる蚕(かいこ)が繭(まゆ)を作るマンションのような
器具があります。梁(はり)からつるされているのは自分で上に登る
習性があるので登ったあと、重さで回るようになっています。
回ってまた下に戻されるのでどんどん、どんどん好きに登っていって
マンションに入っていくんだそうです。
長田さんは養蚕(ようさん)の文化を子供たちに伝えるため地域の小学校で
特別授業を行うことも。繭(まゆ)から糸を取り出す体験や、取り出した
糸を使った工作などのカリキュラムを用意し学習支援を行っています。
最後に「家畜である命に有難みを持っていろんなものに接していただければ
助かります。八王子市も日本遺産に認定されましたので一つのバックアップも
出来るのでこれからも養蚕農家として頑張っていきたい」と語りました。





















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